【プリメインアンプ】CAP-1001

Bakoon Productsはここに、新シリーズ「CAPシリーズ」を発表いたします。

軽量、小型、低出力、低価格で、SATRI回路を採用し、小さい音しか出せないアパートなどでの環境に対応した、高音質のオーディオシリーズです。
第一弾として、プリメインアンプ「CAP-1001」を発売いたしました。


音楽鑑賞のための部屋があって大きな音で音楽を楽しむことが出来ている環境の方は、音の大きさは、試聴位置で100dbを超えていることが多いです。

しかし、アパートなどの環境では必ずしも大音量で聞くことはできないですね。場合によっては隣や二階の音が聴こえてくるくらいなので、大きな音を出すことが出来ません。
音量を測ってみると、昼間でも80db、夜だと70dbくらいの音量しか出せません。
部屋も狭く、スピーカーから試聴位置までの距離は、せいぜい2mです。この状態でスピーカーを鳴らすとすれば、スピーカーの1mの距離での音量は83db、能率が80dbのスピーカーを使用するとアンプの出力は2Wでいいことになります。
瞬間的に鳴るピークの音を2から3倍と考えると、最大でも6Wあればいいことになります。
普通家庭で使われているアンプは100W位の出力があると思いますが、アパートのような処で使うには出力は要らないと言う事になります。


Bakoon Productsは、アンプの最重要なファクターとしては情報量と精度だと考えています。
アンプの精度を上げれば上げるほど細かな音が聴こえ、情報量が増していきます。
同じ出力であれば、情報量の多いアンプの方が細かな音がはっきりと聞こえますので、音量が大きく聴こえます。
情報量が多いアンプを使用すれば、アパートのような試聴環境が悪い場所でも音量不足を感じることなく音楽や映画を楽しむことが出来るわけです。

CAP-1001はお求めやすい価格で音楽が楽しめる小出力のパワーアンプです。
出力は最大出力7.6W(10%歪率)、無歪最大出力5W(1%歪率)で、標準付属のACアダプターで動作します。

アンプの心臓部には新しく開発したHBK(I)-ICを使っています。
同社が今まで開発してきたSATRI-ICは電流入力、電流出力でしたので、SATRI-ICとは別にプレーヤーのアナログ信号を電流信号に変換する回路が必要でした。そのため、価格が高価になるという問題がありました。
HBK(I)-ICはSATRI-ICの精度を保ちつつ、いかにコストを下げるかという課題に挑戦しました。HBK(I)-ICでは入力を電圧モードと電流モードに切り替えることが出来ます。
電圧モードで使えば、特別な回路を付加することなく電圧信号を入力することが出来ます。

出力回路は出力インピーダンスが極端に低いスイッチングMOS-FETを使っています。普通、スイッチングMOS-FETはバイアス電圧がクリティカルでアナログ動作を安定に働かすことは難しいのですが、弊社独自のバイアスサーボ回路とPSEPP(ピュア・シングルエンド・プッシュプル回路)で出力のオフセットは0.1mV以下になっています。

それでは、CAP-1001の特徴をデータを見ながらご説明しましょう。


まず、歪率特性です。
ひずみ率のデータには青いグラフとオレンジのグラフがあります。青はゲインを最大にして、入力を変化させています。これは従来からのアンプの測定方法です。普通のアンプではアンプの前にボリュームがあり、入力電圧を変化させます。その場合、アンプの雑音はボリュームを動かして入力電圧を変化させても同じなので、ボリュームを絞ると歪率は悪くなります。それに対して、CAP-1001ではゲインコントロールでアンプそのもののゲインをコントロールするので、ゲインを下げれば雑音も減っていきます。オレンジは入力電圧を一定にしてゲインコントロールを変化させたものです。青に比べるとはるかに歪が少ないことが分かります。0.001Wから0.01Wの間で上昇しているのは、出力段のゲインは1で変化が無いので、ゲインコントロールでも出力段のゲインはコントロールできないので、出力段の雑音の影響が出ているためです。


次は、アンプの雑音を調べてみます。アンプの雑音はS/N比というパラメータを使います。Sは音楽などの信号の大きさ、Nは雑音の大きさです。普通のアンプでは、ボリュームによってSを変化させます。ですから、ボリュームを絞ってSを小さくするとNのノイズは一定ですのでS/N比は悪化します。アパートなどで小音量で聴くときは大きな問題です。深夜など特に音量を落としたいときには雑音が情報をマスクしてしまいます。よく、音量が小さいと音がはっきりと聞こえないというのはこのためです。
CAP-1001はボリューム最大の雑音は0.025mV、この時の増幅度は9.4ですので、S/N比は-111dbになります。ボリュームを最低に絞ったときの雑音は0.0028mVです。この時のS/N比は同じく-111dbです。つまり、ゲインコントロールの位置に関係なくS/N比はキープされます。ですから。深夜に蚊の鳴くような音にゲインを下げても音楽のニュアンスを損なうことはありません。

次は周波数特性です。周波数特性はアンプが再生できる帯域を表します。周波数特性は、平坦なところから-3db下がる周波数を表します。人間が聴くことが出来る周波数は20Hz~20,000Hzとされています。CAP-1001は64kHzまで伸びています。
位相の回転は49度で問題ありません。人間可聴周波数帯域20Hz~20,000Hzは余裕で再生することが出来ます。


次は過渡特性を見てみましょう。1kHzの方形波の再生です。
上が入力の方形波、下が出力です。安定性が悪いアンプは出力にオーバーシュートやリンキングが出ますが、CAP-1001ではきれいな方形波が再生されています。一般のアンプでは負帰還がかかっているので、出力段の周波数補正が必要ですが、CAP-1001は無帰還アンプなので、周波数補正は全く必要ありません。負荷によって変化しないので、非常に安定した再生が可能です。


次に面白いデータをご覧いただきましょう。1MHzの正弦波の波形です。周波数特性からお分かりのように1MHzは可聴周波数のはるかかなたで電波帯の周波数です。普通はこの帯域の信号を測定することはないのですが、敢えて、1MHzの信号をCAP-1001に入れてみました。ご覧の通り奇麗な正弦波が再生されています。普通のアンプではスリューレートという制限を持っています。単位時間に立ち上がることが出来る電圧は有限なのです。しかし、SATRI回路では2本の抵抗の比率によって増幅しますので、スリューレートの制限がありません。一般のアンプではこの帯域は立ち上がり時間が制限されて三角波になります。しかし、CAP-1001ではスリューレートの制限が無いので、出力は小さくなりますが、正弦波が崩れないのです。
この特徴は、ハイレゾ音源などの再生で可聴範囲以上の周波数の再生でも波形の変化は無く正確な再生を可能にしています。
CAP-1001はアパート暮らしの私が必要としているアンプを開発したものです。同じようにお悩みの方に、より良い音を周囲に迷惑をかけないで楽しめると思います。


サイズは130(W)、45(H)、180(D)と小型で重量も500gと片手で持てる重さです。
型番 CAP-1001
販売価格
81,481円(税込88,000円)
購入数