【フォノイコライザ】CAP-1002

新消費税10%に増税されましたが、CAPシリーズはお求めやすい価格を目指しており、税込み価格を据え置きに致します。
その為実質的に値下げとなりました。


CAP-1002はお求め易い価格でアナログレコードを楽しんでいただくために開発されたフォノイコライザです。

パワーアンプのCAP-1001、プリアンプCAP-1007と組み合わせてお使いいただけると、最大限の情報量をアナログレコードから取り出すことが可能です。

CAP-1002の特徴をデーターを見ながらご紹介しましょう。

CAP-1002のフロントパネルは左からMM/MCカートリッジの切り替えスイッチです。
このスイッチはMMにすると電圧モードになり、MCにすると電流モードになります。
MMの電圧モードでの入力インピーダンスは47kΩ、MCの電流モードの入力インピーダンスは数Ωになります。
MCモードではカートリッジで発電された電流がそのまま入力されます。
電流信号はカートリッジのコイルのインピーダンスに影響されませんので、非常に正確な信号を取り出すことが出来ます。
また、針先の動きを制動しますので、針鳴きが無くなり、針先の不要な動きを抑えることが出来ます。

左から2番目のスイッチはイコライザのゲインを切り替えます。
電圧モードの場合、Highは60db、Lowは50dbになります。お使いのカートリッジに合わせてお使いください。

左から3番目のスイッチはMUTEスイッチです。
MC/MMの切り替え、ゲインの切り替え、カートリッジの交換や針先の清掃など大きな雑音が出るのを防ぎます。
MUTEがかかっているときは赤色のMUTEランプが点灯します。

一番右のスイッチは電源スイッチで電源が入っているときはブルーのランプが点灯します。

後面パネルは左からDCインプットのコネクタです。
CAP-1002の付属品はUSB-DCコネクタになります。スマホなどの充電器、パソコン、モバイルバッテリーなどを使用することが出来ます。
消費電流は5V 0.25Aなので、1AHのバッテリーだと4時間くらい動作させることが可能です。
現在、モバイルバッテリーの価格が安くなっているので、雑音の無いバッテリー動作をお勧めします。

左から2番目と3番目のRCAコネクタは出力になります。
パワーアンプかプリアンプと接続してください。

4番目と5番目のRCAコネクタはプレーヤー方の入力です。
必ず、カートリッジとダイレクトに接続してください。
イコライザ内蔵のプレーヤーだとイコライザをスルーさせるかOFFでお使いください。
プレーヤー内蔵のイコライザの出力を入力すると、CAP-1002やパワーアンプ、スピーカーにダメージを与えることもあります。

一番右はGND端子です。
カートリッジからの出力にはGND端子やケーブルが出ているので必ず接続してください。
接続しないと雑音が増えたり、音が歪む場合もあります。

CAP-1002は弊社独自のSATRI回路で構成されています。
SATRI回路は従来の増幅素子に頼る増幅ではなく、二つの抵抗の比率によって増幅を行う形式ですので、無帰還でも低歪、広帯域、低雑音を実現することが可能です。
SATRI回路のイコライザの場合、イコライザカーブそのものがイコライザ回路のゲインとなります。
そのためにクリップが生じにくく、正確な増幅が可能になります。
CAP-1002の入力段には新しく開発されたHBK(I)-ICが、出力段にはHBFBCが使用されています。
HBK(I)-ICは従来のSATRI-ICが電流入力―電流出力であったので、MMカートリッジなどの電圧信号の出力には電圧信号を電流信号に変換する回路が必要でした。
HBK(I)-ICは電流入力モードと電圧入力モードが切り替えて使えますので、最大限のS/N比を実現することが出来ました。

それでは、CAP-1002の雑音特性を見てみましょう。入力ショート時の雑音はゲインがLowで0.075mV、Highで0.22mVです。それぞれのゲインはLowが50db、Highが60dbです。S/N比を計算すると、Low:-132.5db、High:-133dbになります。MCカートリッジの場合は電流入力モードになりますので、カートリッジによってS/N比は変化します。Nのノイズは一定なのですが、カートリッジによってSの電流値が違ってくるからです。たとえば、コイルインピーダンスが10Ωで出力電圧が0.2mVのMCカートリッジの出力電圧は0.02mAです。これが電流出力としてRIAAネットワークに入力されるとHighゲインだと1.5Vになります。カーリッジのインピーダンスが同じで出力電圧が0.5mVであればイコライザの出力は3.75Vになります。S/N比は入力電流が上がった分だけ改善されますので、カートリッジによっては今まで不可能であった高いS/N比を得ることが出来ます。

次は歪率を見てみましょう。
ひずみ率は2V出力で0.07%です。無帰還アンプなので、負帰還アンプほどに小さくはありませんが十分に低い値だと思います。



次はRIAAカーブとの誤差を見てみます。
RIAA誤差は±0.3db以下位です。HighゲインとLowゲインで誤差が違うのはゲイン切り替えで、RIAAネットワークそのものを切り替えているために、同一の素子を使用していないためです。



CAP-1002は低価格のエントリーモデルですが、その性能は妥協することなく開発しました。無限大の解像度を持つアナログレコードの本当の音を聴いて頂くために、CAP-1002はお役に立つと思います。

販売価格
74,545円(税込82,000円)
購入数